【R・Style08刊行&ロックマン30周年特別企画】suguruka氏特別インタビュー【+本記事だけのスペシャル楽曲配信!】


今回はR・Style08の刊行とロックマン30周年を記念して、R・Style08にて歴代ヒロイン関連楽曲のチップチューンアレンジ「Girls Bit Tune」の楽曲をご提供頂いたチップチューンアーティスト界の若手のホープであるsuguruka氏(@suguruka)に楽曲や作品に関するインタビューをさせて頂きました!


さらに記事の最後には本インタビューに合わせたチップチューンアレンジの楽曲と解説も特別に製作頂きました。記事と併せて是非お楽しみください!

本記事限定楽曲配信はこちら!

▼収録楽曲

tr05.ロールのテーマ (Girls Bit Arrange) byロックマンエグゼ

tr06.fragments~Snake eyes(Girls Bit Arrange) byロックマンZX

tr07.泣いていいよ (Girls Bit Arrange) byロックマンDASH


 


――今回ロックマンのヒロインに焦点をあてた楽曲のアレンジを手がけてみたご感想はいかがでしょうか?


この度は素敵な企画へのお招き、ありがとうございます!ロックマン全体を通して言えることかもしれませんが、今回アレンジさせて頂いた原曲の全てに印象深いメロディーがあること、また曲全体の雰囲気で1人1人の人物像やストーリーが表現されていることを強く感じました。

ロックマンというゲームがプレイヤーの感情を揺さぶり、思い出に残る理由の1つに楽曲の秀逸さも大きく関係していそうだ、とも考えさせられました。

個人的なお気に入り曲は、エグゼのロールちゃんのテーマ曲です。恥ずかしながら、今回のアレンジに際して初めて原曲を聴いたのですが、まさにロールちゃんの印象そのままで最高です!とにかくキュートでポップで、雰囲気が個人的に大好きです…!!

また、ゲームボーイの「ピコピコ」な音を全面的に使いながらも、音数・音色的な制約や古さを感じさせない曲調に大変感動致しました。

 


――チップチューンを作るきっかけがロックマンと伺っておりますが、入り口となった作品はどのタイトルでしょうか…?


 

 

 

 

 

 

 

私が最初に聴いたチップチューンは、本家ロックマン2の楽曲アレンジだったと思います。2は特に、オープニングからエンディングまであらゆる曲がメロディアスな為、強く印象に残りました。

 


――今回のR・Styleはヒロイン特集ということで、楽曲からは逸れますがお気に入りのキャラクターや新たに気になったキャラクターはありましたか…?


 

お気に入りのキャラクターは、有賀先生の漫画の影響もあり本家のロールちゃんが好きです。

新たに気になったキャラクターは、ロックマンZXのエールちゃんです。アレンジをする上でストーリーを知り、悲しみや迷いを振切りながら前進する彼女に非常に惹かれました。

 


――ファミコン時代のロックマンの楽曲を振り返ってみてチップチューンの観点から見た発見があれば教えてください…!


 

 

 

 

 

 

 

使える音数とデータ容量に厳しい制限がある中で、「耳に残るメロディー」が重要であることを発見しました。

当時のロックマンのソフト制作環境を考えると「残されたデータ容量の中で」作曲されているはずですが、その多くが耳に残り、「名曲」と呼ばれ、プレイヤーやリスナーに称賛されています。

勿論、ファミコンから出る音色や独特の篭った質感を含めて好きな方も大勢いらっしゃると思いますが、それを抜きにしても、楽曲の最大の魅力が「一際印象に残る秀逸なメロディライン」にあることを感じました。

 


――最新作の『ロックマン11』に関しては現状どのような印象をお持ちですか…?


 

 

 

 

 

 

 

「ロックマン11」の情報を目にした時、まず初めに本当に嬉しかったです!

私が「ロックマン」を知った頃からは、本家シリーズの新作がリアルタイムで発表されるのは初めての経験で、
とてもワクワクしました!ロックマンが武器によってフォルムまで変わったり、ドットでない姿でゲームが進むこと等従来と異なる点があるようですが、個人的には素敵な要素だと感じています。

「運命の歯車」というサブタイトルも大変意味深長で、その意味が気になって仕方ありません。ロックマンやロールちゃんの新しいデザインも可愛らしくスタイリッシュで、最新ハードで活躍する姿を見られる日が待ち遠しいです。

 


――今後チップチューンアレンジしたい作品や楽曲はございますでしょうか…?


今回のアレンジ曲も含め、私の制作するチップチューンはファミコン実機からの再生が可能であり、同時出音が最大5つまでという音数の制限はあるものの、容量的な制限がほぼありません。

前述した制作環境の縛りが無い分、「ファミコンゲーム制作と同じように」音楽を制作するというよりかは、そこで使われた音色を使って自分なりの感覚・価値観を表現をする楽曲を作りたいなと感じています。

今後とも、大好きなロックマンの曲もアレンジしたいですし、昭和のアイドル歌謡から今流行っているポップスまで、素敵だなぁ、きっとピコピコと相性が良いだろうなと感じた曲をアレンジしていきたいです。

 


▼プロフィール

suguruka(すぐるか)

2013年よりチップチューン制作を開始。2016年にファミコンでのライブ活動も開始し、レトロゲームだけに止まらないピコピコ音楽の魅力に「ファンシー」「エモーショナル」の2点からアプローチしている。現在は東京〜大阪でのライブ出演、アーティストや企画展への楽曲提供等、精力的に活動を展開中。

・twitter:https://twitter.com/suguruka
・SoundCloud:https://soundcloud.com/suguruka

 


取材・文:Hi-GO!

 

 

↑R・Style08はこちらからお求めいただけます…!

 

 

 


R・Style08 「Girls Bit Tune」収録楽曲解説

本誌では収録しきれなかった各楽曲解説を一挙公開します!
是非楽曲と一緒にお楽しみください!

本記事限定楽曲配信はこちら!

▼収録楽曲

tr05.ロールのテーマ (Girls Bit Arrange) byロックマンエグゼ

tr06.fragments~Snake eyes(Girls Bit Arrange) byロックマンZX

tr07.泣いていいよ (Girls Bit Arrange) byロックマンDASH

 


▼R・Style08 本誌分 試聴はこちら!


tr01.風よ伝えて (Girls Bit Arrange)byロックマン

本誌の販売時期が12月の為、冬を意識しています。また、
ラブソングなので、「恋愛ゲームのBGMとして使われていたら…」
という想像からロマンチックさも意識して制作しました。

ロールちゃんは兄弟機の無事を祈りながら、また有賀先生の漫画版では身を賭して大切な存在を守る健気さが印象に残っているので、今回のアレンジで表現できていると嬉しいです。


tr02.Iris(Girls Bit Arrange) byロックマンX

「彼女自身がX4の結末そのままで、もしゲームの主人公だったら?」と考えた結果、このアレンジが生まれました。彼女の立場上、暗く激しい曲調にする予定でしたが、何度も作り直しました。

1秒でも長く、自分の夢見た未来を信じたいという想いの儚さとアイリスちゃんの可愛さを表現できていたら幸いです。


tr03.Promise next new world(Girls Bit Arrange) byロックマンゼロ

元々の楽曲が非常にエモーショナルな名曲で、アレンジに大変悩みました。ゼロを失って打ちひしがれながらも、仲間の前で気丈に振舞うエンディングの彼女の姿に、本当に心を打たれました。

シエルちゃんが奮闘して未来と希望を繋いだように、このアレンジが、聴く人にとっての応援や励ましになるよう願っています。


tr04.絆ウェーブ (star bit arrange) by流星のロックマン

「流星のロックマン」のアニメを見ていた頃が懐かしいと思う反面、あの脆く、どこか危うい世界が現実になりそうだなと感じながらクールでアイロニックな雰囲気をアレンジの基盤にしました。

10周年を記念して制作したアレンジなので、当時を思い出しながら聴いて下さると嬉しいです。


▼R・Style WEB収録分 楽曲配信はこちら!

WEB限定配信の楽曲の解説になります。
こちらは本記事のために制作され、上記からDLできますので、必聴です!


tr05.ロールのテーマ (Girls Bit Arrange) byロックマンエグゼ

エグゼのロールちゃんと言えば、何といってもロックマンへの「好き!!」の気持ちだろうな~という強い印象から、恋に因んだキラキラした雰囲気にアレンジしました。

インタビューに書いた通り、聴いた瞬間からこの曲を好きになりました。原曲はすぐにループするのですが、上記の観点からエグゼのテーマ曲を用いて思い切った構成にしました。


tr06.fragments~Snake eyes(Girls Bit Arrange) byロックマンZX

ロックマンシリーズのヒロインは、割と皆重い運命を背負っているということをこの曲の背景やストーリーと共に知りました。また、2曲が同じメロディで繋がると知った時は、鳥肌が立ちました。

他のアレンジ曲には用いなかった悪そうな低音を使いつつ、原曲の厳かで張り詰めた雰囲気を壊さないよう意識し、制作しました。


tr07.泣いていいよ (Girls Bit Arrange) byロックマンDASH

青空を駆け抜けるような爽やかさを意識し、アレンジしました。
個人的にDASHは「空」のイメージが強いです。

どちらかというとOP曲のような雰囲気を意識しつつ、「ロールちゃんたちのロケットで、颯爽とロックを連れ戻しに行く日がすぐに来ますように…」と願いながら作りました。